上川、宮川 アユの友釣り解禁 諏訪東部漁協

アユの友釣りを楽しむ釣り人=茅野市の上川
諏訪東部漁業協同組合は今月から上川、宮川でアユの友釣りを解禁し、連日釣り人たちが楽しんでいる。釣果も生育状況も良好で「今年はいい」と表情も明るい。
解禁日は1日だったが、あいにくの雨で2日まで河川が増水し、釣りには厳しいコンディションだった。3日になって河川が落ち着き、4日も上川を中心に釣り人が集まっていた。
友釣りは、川底の良質なコケがついた岩や石がある場所を縄張りとするアユの性質を利用した釣り方で、上川、宮川では9月末までがシーズン。この時期の太公望たちの姿は夏の風物詩の一つだ。
市運動公園近くの上川で楽しんでいた坂本逸人さん(50)=茅野市ちの=はさおを巧みに操り、旬のアユを釣り上げていた。「待ちに待ったアユの友釣りの解禁。魚の生育状況も良く楽しませてもらっている。漁協の努力に感謝したい」と話した。
同漁協の矢島孝昭組合長によると、今年の上川はコケの付き方が良く、「アユの生育状況はいい」という。16日には宮川水系に成魚を追加放流する予定。日釣り券や友アユは午前6時から正午まで同市宮川の組合事務所で販売している。