地域子育て支援始動 中大塩ウエルカムベビー

1回目の「中大塩ウエルカムベビー」で中村会長から記念品を受け取る親子
茅野市中大塩地区社会福祉協議会(中村幸男会長)は、地域での子育てを見守り、支援する新たな事業「中大塩ウエルカムベビー」に取り組む。地区コミュニティセンターで開く「ゆるなかカフェ」と同時に開き、カフェの参加者と交流して子育て世代を支える地域づくりを進める。5日に1回目を開き、昨年度地区内で出生した16人に記念品を贈った。
子育てしやすい、住みやすいまちづくりの一環。毎月5、20日に開く。同カフェは6年目。ボランティアらがコーヒーや手作りデザートなどを用意し、主に高齢者らが丸1日、参加費100円でおしゃべりやカードゲーム、カラオケ、マージャンなどを楽しんでいる。
この日は、寒天フルーツポンチと漬物などが用意され、母親らは、寒天料理やボランティアらの自家製漬物に感心し、「どれもおいしい」と笑顔。地域の人に子どもをあやしてもらう姿も見られ、和やかな雰囲気に包まれた。母親らは「近くに集まれる場所があるとうれしい」「おじいちゃんやおばあちゃんが大勢いるのも楽しい」「子育て相談もあるのでまた参加したい」などと好評だった。
中村会長は「赤ちゃんの泣き声はいいもの。子育ての孤立にならないよう支援を続けていきたい」と話していた。