2023年7月7日付
このところ「4年ぶり」という言葉をよく聞くようになった。この言葉は、コロナ禍による影響に起因するということである。2020年から3年間は、幾度となく新型コロナウイルスの流行に翻弄され、あらゆる催しが中止となった▼きょうは七夕。諏訪市の末広連合商業会は4年ぶりに七夕祭りを開く。金魚すくいなどの店が並び、名物のラムネ早飲みやのど自慢大会などを繰り広げる計画だ。同商業会によると、同市内の商店街は戦後、七夕飾りで夏の商戦ときらびやかさを競っていた。それが次第に減り、現在は末広のみになったという▼8月15日には諏訪湖祭湖上花火大会も盛大に行われる。大会のコンセプトは「4年ぶりの轟きと煌めき!『貴方とともに諏訪湖の花火』」。諏訪湖の夏の風物詩だけに待ちに待った大会である。今から豪華な花火を待ちわびている人も多いのではないか▼各地では、住民総参加の夏祭りが復活する。諏訪地方は諏訪よいてこ、茅野どんばん、岡谷太鼓まつり、上伊那ではKOMA夏、伊那まつりなど。夏の暑さを吹き飛ばす参加者の笑顔が見られるだろう▼8日から県内72チームが参加し、全国高校野球選手権記念長野大会が開幕する。県高野連によると、今年度は声出し応援を認め、観客数の制限やブラスバンドの人数制限も設けない。心置きなく一投一打に大声援を送りたい。球児たちの熱戦を待ちわびている。