古里富士見で音楽教室9日開業 飯島さん夫妻

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完成したホールで音楽教室やコンサート開催に向けて意気込む飯島諒さん(左)と未来さん

富士見町烏帽子在住のフルート奏者の飯島諒さん(36)、ピアニストの未来さん(35)夫妻が、ピアノやフルート、ソルフェージュなどが学べる音楽教室「八ケ岳音楽院」を9日、JR信濃境駅近くで始める。八ケ岳が望める50人収容の自宅兼ホールも完成。初級者から上級者を対象にしたレッスンや、東京から演奏家を招いたコンサートを開き、地域で音楽に親しめる機会を提供したいと意気込んでいる。

同町出身の諒さんは両親の影響でフルートを始め、桐朋学園大学に進学。フランス留学や国際的なコンクールで入賞、現在は昭和音楽大学などで教えている。未来さんも同じ大学でピアノを学び、国際音楽祭の公式伴奏や多くのソリストと共演を重ねるなど活躍している。

2人の子どもが生まれ、演奏活動と子育ての両立を考えるようになり帰郷を決めた。2年ほど前から長年の夢だったホールの建設に着手。木造2階建てで防音設備を整えたレッスン室、グランドピアノなどを用意した。

教室では、初心者からプロ志望者まで幅広い人を対象にフルートとピアノをレッスン。幼児向けのリトミック、小学生以上にソルフェージュと音楽理論、合唱や部活動での伴奏の指導にも対応する。

演奏で富士見と東京を往復する諒さん、未来さん。「富士見だから子育てと演奏を両立できると思う」。「東京の演奏家を招いたコンサートも開き、地元の演奏家と交流する機会をつくりたい。クラシック音楽への入り口を広げ、案内役ができたら」と話す。

レッスンの無料体験も受けられる。問い合わせは八ケ岳音楽院(電話090・4394・6417)へ。

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