手芸材料やリメークに 原村で「古きもの市」

古い着物や帯などが並んだ「古きもの市」
県内の裂き織り愛好者でつくる「信州さきおりの会」(野中ひろみ会長)は7、8の両日、「古きもの市」を原村の樅の木荘多目的ホールで開いている。古い着物や浴衣、羽織、帯などがずらりと並び、訪れた人たちは手芸品の材料やリメーク服の素材にと品定めしている。
当初は「古布の市」と銘打って始めたイベントで、15回目を迎えた。コロナ禍で中止が続き、3年ぶりの開催。会場には大正時代から近年までの、さまざまな用途に活用できる古い着物や反物などが100~5000円と買い得価格で並んだ。
布小物の材料にしたり、洋服に仕立て直したり、そのまま着たりと活用法はそれぞれ。訪れた人たちは使い道を想像しながら素材や柄などを丹念に見極め、気に入った品を買い求めていた。
同会では「良い品物が安く手に入る機会。いろいろに活用できるので、手仕事が好きな人にはぜひ手にして楽しんでほしい」と話している。
8日の開場時間は午前10時~午後3時。