「ファミフェス」活気 出店や体験ブース

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水に浮かんだ小さなおもちゃをすくい上げる遊びに挑戦する子どもたち

伊那市荒井の通り町商店街周辺のメインストリートが歩行者天国となり、縁日の出店や体験ブースが登場する「伊那まちファミリーフェスタ2023”ファミフェス!”」が8日に開かれた。商店街を活気づけようと商店主や住民有志らの実行委員会などが企画した。あいにくの雨となったが、アーケードを屋根代わりに活用。大勢の親子連れが遊んだり食べたりと、にぎやかな雰囲気に包まれた。

催しは中心商店街で開かれていた「ちびっこ駅伝大会」に代え、昨年から始めた。子育て世代をはじめ多様な年代が中心市街地を訪れてくれることを目指す。

通り町1~3丁目の県道を歩行者天国とし、輪投げや射的、ワークショップ、各種体験のコーナーが展開。小学生主体の出店もあった。水に浮かぶ小さなおもちゃをすくい上げるコーナーは大人気で、子どもたちは上手に取ろうと集中していた。

家族4人で訪れた児童(10)=伊那小学校5年=は「ワクワクする。缶バッジ作りが楽しかった。(歩行者天国があるので)安全に楽しめる」と笑顔。40代母親は「(イベント開催は)とてもうれしく、子どもも夢中になっている」と話していた。

実行委員の一人、平賀裕子さん(59)は「一人一人の子どもが喜ぶ姿を目指すのがこれからの商店街であり、お客さまに喜ばれることを提供し続けることが商店街が生き残るために大事。地域が一緒に子どもを育てる未来につながってほしい」と期待していた。

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