ジェンダーレス制服お披露目 清陵中説明会

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2024年度から導入するブレザー型の制服を展示した諏訪清陵高校付属中の学校説明会

諏訪清陵高校付属中学校(諏訪市)は8日、学校説明会を市文化センターで開いた。性の多様性に配慮し、2024年度から制服に導入する男女兼用のブレザー型をはじめ、首元に付けるリボン、ネクタイをお披露目した。諏訪地域を中心に、上伊那、松本地方などから小学生と保護者約400人が訪れ、中高一貫校ならではの特色、教育活動への理解を深めた。

ロビーには、制服を並べて飾った。来年度に迎える開校10周年を機に、既存のセーラー服、詰め襟の学生服を残しつつ、性差をなくす「ジェンダーレス制服」を取り入れ、生徒の選択の幅を広げる。5月に生徒たちが投票で決めた青色のリボン、3本ライン入りのネクタイとともに公開。来場者は制服を見比べ、声を弾ませていた。

説明会で山岸明校長は、中高一貫校のモデル校としての役割を担うと紹介。特徴の一つに「勉強が楽しくてもっと研究したい子のサポートや、自ら学びたいと思う気持ちを育むプログラムがある」と話した。

ステージでは1年生8人が学校生活について説明。高校生と行う部活動や学びにも触れ、「仲間と話し合う場が多く、より深く考えて理解ができる」「高校生を目にし、目標に向かう姿が想像できるのが中高一貫校の魅力」などと自身の言葉で伝えた。

母親と訪れた下諏訪北小6年の女子児童(11)は制服に目を向け、「いろんな人がいるから、性別に関係なく自由に選べるのがいいと思う」と話していた。

同校は10月3日、入学者選抜説明会を市文化センターで行う。

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