「あじさい寺」深妙寺 ハスも続々咲き共演

かれんな花を咲かせる深妙寺のハス。アジサイとの共演も楽しめる
「あじさい寺」として知られる伊那市西春近の深妙寺で、ハスが続々と咲き始めている。寺東側の池一面を覆う緑の葉の間から、清らかな白やピンクの花が浮かぶ。周囲のアジサイとの共演も見られ、訪れる人たちを楽しませている。
20数年前に植えて年々増えていき、現在は「ネール蓮」や「真如蓮」など3種類がかれんな花を咲かす。7月に入ってから開花し、咲き具合は例年通り良好。8月中旬ごろまでは見られそうで、アジサイとの共演は7月下旬ごろまで楽しめそうという。
10日も多くの人がアジサイやハスを観賞。舞踊教室の仲間と訪れた女性は「アジサイもハスもきれいで素晴らしい」と見入っていた。
花は午後には閉じてしまうため、午前中に観賞するのがお勧め。重盛要弘住職は「ハスを見て清らかな気持ちになってもらいたい。アジサイと両方楽しんでもらえたら」と話していた。