らくらく入店の会 8月5日「音楽のつどい」

諏訪市原田泰治美術館で8月5日に開く「音楽のつどい」をPRする主催者団体のメンバー
諏訪地方の店舗や公共施設などのバリアフリー化を進める「らくらく入店の会」は8月5日、らくらく登録施設の諏訪市原田泰治美術館でシンガーソングライター吉川忠英さんのギターコンサート「音楽のつどい」を開く。年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して音楽や作品鑑賞を楽しむ時間を提供する。らくらくの取り組みを知ってもらい、登録の輪を広げる機会にもしたい考えだ。
高齢者や障がい者らの外出を支援する「ユニバーサル・サポートすわ」、諏訪ポピュラー音楽協会と共同で企画した。吉川さんは東京を拠点に活動し、これまでに同市内の諏訪湖畔や貞松院、酒ぬのや本金酒造などでもライブを開いている。
当日は午後1時から受け付けを開始し、コンサートは同3時から。完全バリアフリーの同美術館での作品鑑賞やアフタヌーンティー、諏訪湖畔へのお出掛けなど心安らぐひとときを過ごしてもらう。
会は2019年に発足。同市出身の画家で昨年3月に亡くなった原田泰治さん、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で車いすを利用する本金酒造専務の宮坂恒太朗さんらが発起人となった。現在約60の施設・店舗が登録し、マップなどで発信。登録店には原田さんがデザインしたステッカーが貼られている。
チケット料金は大人3500円、中学生以上の学生1000円、障がい者と介護者のペア6000円(入館料など込み)。定員50人。「介護者の心身の癒やす時間にもなれば」と同会。宮坂さんは「限界をつくらない自由な生き方が皆でつくれたらいい」としている。予約・問い合わせは諏訪ポピュラー音楽協会(電話0266・52・3267)へ。