諏訪湖マラソンなど取材、仕事学ぶ 諏訪中

諏訪湖マラソンについて取材する諏訪中の3年生ら
諏訪市諏訪中学校の3年生(82人)は12日、諏訪地域の仕事について学ぶ取材活動を行った。諏訪湖や温泉、報道などの分野ごとに仕事内容や地域に貢献する思いなどへ理解を深め、将来、地域に対し自分に何ができるのかを考えた。
諏訪地域の仕事を学ぶ同校の「総合的な学習の時間」の一環。1年時から、地域の建造物や施設の見学、職場体験などを重ねてきた。3年時に集大成として取材活動に取り組んでいる。今年は諏訪湖、温泉、報道、諏訪湖マラソン、ゼロカーボンシティーの五つのグループに分かれて活動してきた。
諏訪湖マラソングループは、主催者と大会参加者のそれぞれの立場を取材した。主催者の諏訪湖マラソン大会実行委員会は、5人が取材。原益男実行委員長と金子新事務局長から 大会の歴史など概要を聞いた後、「やりがいはどんなところですか」「開催する上で一番大変なことは何ですか」「大会に掛かる費用はどれくらいか」など、事前に用意した質問をぶつけた。
30回以上の開催を重ね、参加人数が当初の約3500人から8000人以上に増えたことや、開催するために数千万円の費用が必要になること、費用を集めるための苦労などを聞くと、驚いた表情で聞き入っていた。
走るのが好きという生徒(15)は「ただ楽しいだけではなく、大変なこともあって大会が開かれていると分かった。地域や後世のために力を尽くしてくれていることも知ることができた。家族や友達と共有したい」と話した。
今後、取材をもとに学びをまとめ、秋の文化祭で発表する。