A・コープファーマーズこまがね店オープン

LINEで送る
Pocket

14日にオープンするA・コープファーマーズこまがね店の店内。13日にプレオープンし、多くの客でにぎわった

長野県A・コープは14日午前9時、駒ケ根市東町にA・コープファーマーズこまがね店をオープンする。A・コープこまがね店を移転新築したのに伴い、JA上伊那管内のAコープ店舗で初となる新業態の「A・コープファーマーズ」店に生まれ変わった。生産者直売コーナー(愛称・はっぴーな)を大幅に拡充。地元の新鮮な農産物を提供し、地産地消の拡大を進める。

前店舗は1973年の開店から50年が経過した。店舗を移転し、面積1.5倍拡大の約1900平方メートルの新店舗を建設。併せて、業態を大型直売所を備えたファーマーズタイプに変えた。

新店舗は、同JA直売部会の部会員が農産物を直接搬入し、価格を付け販売する「生産者直売コーナー」の面積を5倍に拡大。約200平方メートルの売り場に、地元農家が出荷する野菜や果物、加工品が豊富な品ぞろえで並ぶ。同コーナーは管内のA・コープ5店舗に設けられており、より地域に親しまれるコーナーにしようと、こまがね店移転を機に愛称を公募。「Happy(ハッピー)」と「伊那(いな)」を組み合わせた「はっぴーな」に決まった。

精肉やたまご、牛乳、乳製品などの食材のほか、惣菜も信州産をそろえ、上伊那の酒蔵の日本酒をほぼ全て取りそろえるなど、地元からの仕入れにこだわる。鮮魚は能登半島の七尾港から週1回直送。同JA管内のA・コープ店舗で初めてインストアベーカリーを導入し、店内で調理した焼きたてパンを販売する。

13日にプレオープンし、直売コーナーも多くの客でにぎわった。16日または17日までオープン記念の各種サービスを行う。長野県A・コープの山﨑進社長(61)は「地域の暮らしと農業振興に貢献するお店にしたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP