タイム競い熱戦 駒工自走ロボット大会

生徒が自作ロボットの走行速度を競った駒ケ根工業高校情報技術科のロボット大会
駒ケ根工業高校(駒ケ根市)は14日、情報技術科3年生(全1クラス36人)がそれぞれ自作した自走ロボットを走らせて速さを競う「ライントレースロボット大会」を同校で開いた。1年次からの学びの集大成を見せる大会。生徒34人が熱戦を繰り広げた。
生徒は1年次からこれまでに自走ロボット作りに必要な知識と技術を学び、ロボットを製作。自作したロボットの性能を競い合う同大会を3年次に開催するのが恒例となっている。
幅約2センチの白いテープの上を走行するルールで、テープを直線や曲線、直角、鋭角、交差などさまざまな形状に組み合わせた1本のコースで実施。完走タイムを競った。2カ所のスタート地点から各1台を同時に走らせてタイムを計測し、予選タイムの上位12位までが決勝に進んだ。加藤丈慈さんが36秒47のタイムで優勝。2位は湯澤瑚楠さん(37秒87)、3位は森居恵弥さん(38秒34)と続いた。
逆走やコースを外れるロボットも見られ、複雑な形状の難所を無事通過し、好タイムで完走すると、歓声が上がるなどレースは白熱。保護者の参観もあり、ルーム長の望月優成さんは開会式のあいさつで「各自が理想の走りを目指し、放課後の時間も使って試行錯誤してきた。温かな応援をお願いします」と呼び掛けていた。