金魚すくい予選白熱 中川で県・甲信越静大会

真剣な表情でポイを動かし金魚を追う選手たち
奈良県大和郡山市で毎年8月に開く「全国金魚すくい選手権大会」の県予選大会・甲信越静予選大会を兼ねた金魚すくい大会は16日、中川村の屋内運動場サンアリーナで開いた。村公民館主催。村内を中心に小中学生の部、一般の部に合わせて約70人が出場。3分間に1枚の「ポイ」ですくった金魚の数を競った。
金魚の名産地として広く知られる大和郡山で毎年開催する金魚すくいの全国大会。県予選・甲信越静予選の村内開催は、以前から親交があった同村と同市の地域間交流行事の一環で企画。昨年も企画したが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、今回が待望の第1回大会となった。
参加資格は県内または近隣6県(新潟、群馬、埼玉、山梨、愛知、静岡)の在住者。両部ともに個人戦で全2試合を実施。全国大会に準じたルールで行った。
選手たちは鋭い目つきで水中の金魚を追い、ポイに張った紙が破れると悔しそうに皿を水面から引き揚げた。家族ら観客が声援を送り、熱い視線を注いだ。一般の部優勝の同村大草、坪内雅一さん(60)は1試合目で全体トップの7匹を記録。「3分が長く感じた」と緊張感を振り返り、「(2試合目も)頑張りたい」と全国大会へ意欲を見せていた。
全国出場枠は各5人。予選上位者に出場の意思を確認した上で決まる。
表彰された上位者は次の皆さん。(かっこ内は記録)
▽小中学生の部=1、渡辺咲空(6匹) 2、松原怜那(5匹) 3、北島侑紀(4匹) 4、佐々木朗(3匹)
▽一般の部=1、坪内雅一(7匹) 2、小山美香子(6匹) 3、丸山幸仁(5匹) 4、橋口誠(4匹)