「お舟祭り」の柴舟枠組み 4年ぶり曳行へ

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柴舟の枠組み作業を行う柴舟奉製会の会員たち=下諏訪町の諏訪大社下社春宮境内

8月1日に下諏訪町で行われる諏訪大社下社の夏の遷座祭「お舟祭り」を控え、町内の有志でつくる柴舟奉製会(有賀守会長)は16日、春宮から秋宮へ曳行(えいこう)される柴舟の枠組み作業を春宮境内で行った。会員25人が参加し、4年ぶりの柴舟曳行に向けて、保管している柱を丁寧に組み立てた。

お舟祭りは春宮の御霊代(みたましろ)を秋宮に遷(うつ)す祭り。薙鎌(なぎがま)や錦旗などに先導された遷座の行列が進み、神像を象徴する翁(おきな)と媼(おうな)の人形が乗る柴舟が続く。新型コロナの影響で2020年から3年は感染対策のため柴舟曳行を見送ったが、今回は4年ぶりに曳行を行う。

柴舟の枠の大きさは、長さ6.3メートル、幅2.1メートル、高さ2.6メートル。23日に会員が町内の山林で青柴を刈り取り、31日に同町の氏子らが青柴を舟に見立てて飾り付け、曳行を担う御頭郷の落合・富士見・金沢地区に引き渡される。

有賀会長(68)は「事前に仮組みを行ったこともあり、きょうはスムーズに組み立てられた。しっかりいつも通りの柴舟に仕上げ、御頭郷に引き渡したい」と話した。

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