経木で「石仏灯ろう」製作 伊那で29日WS

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経木を使った「石仏灯ろう」の見本

伊那市観光協会は29日、同市の特産品で木を薄く削って乾燥させた包装材「経木」を使って「石仏灯ろう」を作るワークショップを同市西箕輪の産学官連携拠点施設「INADANI SEES」で開く。灯籠に石仏などをデザインし、9月に同市高遠町の建福寺で行われる石仏ライトアップの会場に飾る。同協会はオリジナルの灯籠で催しを盛り上げようと参加を呼び掛けている。参加費無料。申し込みは27日まで。

同市高遠町は江戸時代の石材加工職人「高遠石工」が手掛けた石仏が多く残り、建福寺には名工と言われる守屋貞治作の石仏が並ぶ。ライトアップは9月22、23の両日に予定。ワークショップは市民参加型イベントとして企画し、今年で2年目になる。工作体験を通して楽しみながら経木や石仏に親しんでもらう。

灯籠は高さ約45センチ、直径約15センチ。トレーシングペーパーに石仏などを描いて経木に貼り、筒状にしてペットボトルの土台にかぶせて作る。明かりはろうそくの炎のように見えるLED(発光ダイオード)キャンドルを使用する。作業に刃物は使わない。

当日は午前10時と午後2時の2回開き、各回定員20人(先着順)。希望者は同協会ホームページ内のQRコードなどから申し込む。灯籠は展示終了後に返却する。

問い合わせは、同協会(電話0265・96・8100)へ。

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