2023年7月21日付

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世界のスポーツ界で、日本人選手たちの活躍ぶりが目につく。野球界では大リーグの大谷翔平選手(エンゼルス)や吉田正尚選手(レッドソックス)など。バスケットボールのNBAでは、八村塁選手(レイカーズ)や渡辺雄太選手(サンズ)がいる▼一昔前までは、日本人選手が海外に移籍した場合、プレーが通用するかどうかが注目されていた。ところが今やチームの主力だったり、トップクラスの選手と遜色ない活躍をする存在になったりしている。もはや、憧れの場ではなく力量を発揮する場である▼それに伴い野球のWBC、サッカーのW杯、五輪でのバスケットボールなど日本代表が確実に実力をつけ、世界の強豪相手に互角に渡り合っている。バレーボールも世界の上位16カ国が出場するネーションズリーグで男子は強豪ブラジルを破るなど10勝2敗で予選2位。21日の準々決勝・スロベニア戦も期待がかかる▼甲子園出場を懸けた高校球児たち熱戦が各地で続いている。こちらも群雄割拠の時代を迎え、近年は優勝未経験の都道府県に栄冠がもたらされている。昨夏は、仙台育英(宮城)が全国制覇し、初めて東北地方に優勝旗が渡った。今春の選抜大会は山梨学院が山梨県勢初優勝を飾った▼長野大会はベスト8が出そろった。決勝は27日に行われる。甲子園では、1928年の松本商(現松商学園)以来、県勢95年ぶりの優勝を見てみたい。

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