御神渡りや諏訪信仰講話 富士見で8月

8月19、20の両日に富士見町内で行う宿泊企画「神様が歩く、諏訪の湖」をPRする牛山由実子さん=同町のすずの音カフェ
富士見町富士見の「すずの音カフェ」は、諏訪湖の御神渡り(御渡り)に関する学びと、自然体験などをセットにした1泊2日の宿泊企画「神様が歩く、諏訪の湖」を8月19、20両日に町内で行う。2日目に御神渡りの判定と神事をつかさどる八剱神社(諏訪市小和田)の宮坂清宮司が、同カフェで御神渡りや諏訪信仰などについて講話する。
宮坂宮司が春ごろカフェに来店し、「初めてお会いしました」という店主の牛山由実子さん。1日の安全を祈る八剱神社の朝御饌に時折参列するようになり、富士見で御神渡りの話をしてほしいと伝えたところ、快諾してくれたという。
町内を拠点とする合同会社つくえラボ、音楽教室にじいろむじかなどと連携し、地元産品を使ったカフェでの食事やピアノコンサート、入笠散策、天然温泉などをセットにした。公共交通利用者はJR富士見駅前の「ゲストハウスカライ」、家族連れなどはトレーラータイニーハウスを使ったキャンプ場「ウィンデラ キャンプグラウンズ」が宿泊場所となる。
入笠散策の”玄関口”となる富士見パノラマリゾートのゴンドラを含め、全ての施設利用料や食事代込みで参加費は1人2万2000円。宮坂宮司の講話は20日午前10時半~正午を予定。宿泊企画とは別に、午後1時半からは地元の子どもや大人向けに講話する。定員はともに20人。牛山さんは「御神渡りは、私自身も漠然としたことしか知らない。県外や地域の皆さんに深く伝えられる貴重な機会になる」と話している。問い合わせは同店(電話0266・75・1587)へ。