茅野署 夏の観光シーズン迎え蓼科に臨時派出所
夏の観光シーズンを迎え、茅野署は21日、茅野市の蓼科湖近くに蓼科臨時警備派出所を開いた。8月13日までの週末を中心に計10日間、同署地域課や北山警察官駐在所、3カ所の交番の署員2人が常駐。北山地区内の観光地や別荘地でのパトロール、道案内、遺失・拾得物など各種届け出の受理のほか、交通事故、犯罪への対応を行う。
同派出所は茅野署が設置された2002年から毎年、観光客が増加するこの時期に開設。今年は7月21~23日、29、30日、8月5、6日、11~13日の午前9時~午後5時に開く。同署によると、昨年は同派出所を開いた10日間で約2万9000人の観光客が訪れ、交通事故を中心に20件ほど事案に対応したという。
この日、派出所前で行われた開所式には同署員や蓼科区、北山警察官駐在所友の会、消防団、観光協会の関係者ら約20人が出席。同署の石井聖文署長は勤務員に「有事即応体制の徹底を」と呼び掛け、「観光客に安全安心な蓼科を実感してもらえるよう地域と一体となった活動を推進する」と述べた。
派出所前には同駐在所友の会が、観光地の景観に合うように―と寄贈した、高さ約2メートルの青森県産ヒバの一枚板で作られた立て看板がお目見え。式後にはパトカー4台がパトロールに出発した。