諏訪よいてこ熱気 4年ぶり、夏祭り先陣

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柳並公園周辺に24連約950人が集い、にぎわう4年ぶりの「諏訪よいてこ」。マスクを外し、笑顔で踊った

4年ぶりとなる諏訪地方の夏祭りの先陣を切り、諏訪市の市民祭り「第44回諏訪よいてこ」(実行委員会主催)が22日、JR上諏訪駅西側の柳並公園周辺で開かれた。メインの踊りには約950人が参加。梅雨明けの夏空の下、4年分の思いも込めて熱い踊りを繰り広げた。

踊りの部は暑さが少し和らいだ午後4時50分ごろ、市木遣保存会の開幕木やりを受けてスタート。職場や学校、地域などの24団体が列をつくり、「よいてこ躍り」「お諏訪節」に合わせて一心不乱に踊った。

終盤にアップテンポの「よいテクノバージョン」が流れると、熱気は最高潮に。各連ともにエネルギッシュな踊りを繰り広げ、威勢のいい掛け声を響かせた。これまでは並木通りが舞台だったが、今回はコースを一部変更し、終了時刻も1時間ほど早めた。

踊りの部に先立つ催事の部では、物産展や路上パフォーマンスなどがあり、諏訪よいてこを思い出してもらう「踊りリマインドレッスン」も行った。レッスンで講師を務めたスタジオビーチハウスの永長佳弥さん(17)=岡谷市=は「やっと、夏の祭りが帰ってきた。みんながマスクを外して笑顔を見せ、楽しそうだった」と喜んだ。近くの湖明館通りの夏祭りも同時開催され、中心市街地は活気に満ちていた。

29日は富士見町の「富士見OKKOH」、8月5日は茅野市の「茅野どんばん」、同13、14日には岡谷市の「岡谷太鼓まつり」、同19日には原村の「よいしょまつり」が開かれる。諏訪大社下社の夏の遷座祭「お舟祭り」前日の7月31日、下諏訪町では4年ぶりの宵祭りが行われる。

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