爽やか”泥試合” 辰野で「どろん田バレー」

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”泥試合”を展開したどろん田バレーフェスティバル

辰野町川島渡戸で23日、水を張った田んぼでバレーボールを楽しむ「どろん田バレーフェスティバル」が開かれた。子どもから大人まで県内外から約180人が参加。梅雨明けの好天の下、激しく泥をはね上げながら田んぼの中を駆け回り、爽やかな”泥試合”を繰り広げた。

同大会は2018年を最後に途絶えていたが、都市部住民と県内自治体、地元住民が手を携え地域課題を解決するプロジェクト「信州つなぐラボ」で川島地区を担当した県外者らが昨年復活させた。

復活2年目の今年は地域おこし協力隊や地元住民、川島とつながる県外者らで実行委員会を組織して開催した。会場は地元住民や出場者らが協力して準備。縦8メートル、横5.4メートルのコート3面を整備し、稲を天日干しするはぜ棒の支柱に荒縄を編んだネットを張って本番を迎えた。

大会には県内のほか東京や千葉、愛知などから20チームが参加し、2ブロックの予選の後、各ブロックの1、2位チームによる決勝トーナメントを実施。参加者は泥汚れも気にせずボールを追って果敢に泥の中に飛び込み、泥の感触を楽しんでいた。

東京から参加した吉野輝さん(28)は「大人が本気で熱中する機会は少ない。全国から来る顔も名も知らない人が泥にまみれて楽しめる素晴らしイベント」と話していた。

今年は参加者以外も楽しめるイベントを増やしたフェスにし、「今後も川島を知って川島のファンを増やす機会にしていきたい」(実行委員会)と話していた。

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