中南信から応募1058点 信州書道展の最終審査

力作ぞろいの中から上位入賞作を選ぶ審査員
第49回信州書道展(長野日報社主催、南日書道協会など後援)の最終審査が23日、諏訪市清水3の諏訪中学校体育館で行われた。応募は中南信地方の小中学校、高校、一般から1058点。前日の1次、2次審査を通過した力作ぞろいの中から上位入賞作を決めた。結果は9月中に長野日報の紙上で発表、作品展を同月16、17日に同市文化センターで開く。
出品の内訳は小学生504点、中学生222点、高校生307点、一般25点。前回より小学生の出品が約2割増えるなどで応募総数は40点多く、2回連続で前回の数を上回った。
最終審査は過去の同展受賞経験者ら約30人があたり、小中学生の作品は線の伸びやかさ、高校生の作品は書の特徴を捉えた表現力などを見ながら、総合評価で入賞作を決めた。
審査部の藤沢草研部長は「コロナ禍中に休止を余儀なくされてきた教室も従来通りに再開し、稽古への意欲が出品増に表れたと思う。優秀な作品も増した」と評価した。