5年ぶり諏訪五蔵「呑みあるき」9月30日

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5年ぶりの開催に向けて意気込む諏訪五蔵会や上諏訪街道21のメンバー

諏訪市の酒蔵5軒を巡って日本酒を味わう催し「上諏訪街道まちあるき呑(の)みあるき」の実行委員会は25日、諏訪五蔵前の国道20号を初めて歩行者天国にして9月30日に行うと発表した。イベントの開催は2018年10月以来5年ぶり。チケットは7月26日午前10時から、チケット販売サイト「イープラス」で3500枚を先着販売する。

舞姫、麗人、本金、横笛、真澄の各蔵元を巡るイベントで沿線の商業者らでつくる「上諏訪街道21」が企画し、1998年春に始まった。日本酒ファンの人気を集めて計38回開いたが、参加者の増加に伴い安全確保が困難になったため、2018年に中止を決めた。安全対策やまち歩きを充実させて20年3月に再開する予定だったが、新型コロナの影響で断念していた。

当日は正午から午後6時まで、国道20号諏訪2丁目交差点から元町交差点近くまでの約500メートルを歩行者天国にする。参加者はJR上諏訪駅前のアーク諏訪2階でリストバンドをもらい、まち歩きを楽しみながら会場へ。各酒蔵では、プラスチックカップにつがれた秋の日本酒「ひやおろし」や自慢の地酒を最大5種類試飲できる。

歩行者天国の路上にはお休み処を設けるほか、地域の魅力を発信するブースを開設する。沿線の駐車場3カ所には地元飲食店が腕を振るう「つまみ屋台」がお目見えする。ボランティアの協力を得て安全対策を徹底するという。

実行委は歩行者天国の効果を検証し、近隣住民の理解も得ながら、今後もイベントを継続したい考え。同市元町のセラ真澄で会見した、副実行委員長で諏訪五蔵会の宮坂直孝さんは「呑みあるきは全国からお客さまが集まり、友達になれるのが魅力だった。そんな雰囲気になり、諏訪のまちを好きになってくださる方が大勢出てくれば」と話した。

チケットは1枚4000円。1人10枚まで購入できるという。

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