高遠の歴史文化に親しむ 進徳館夏の学校

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進徳館夏の学校で論語を素読する児童ら

伊那市高遠町にある旧高遠藩の藩校「進徳館」で26日、地元の高遠小学校、高遠北小学校の児童を対象とした「進徳館夏の学校」(高遠町公民館主催)が始まった。両校の1~6年生84人が4日間の日程で、論語の素読や自主学習、さまざまな講師を招いたお話の時間を行い、高遠の歴史文化に親しんでいく。

実学を重んじた藩校の精神を引き継ぎ、子どもたちの郷土愛を育もうと開いており、15年目。参加人数は過去最多となった。児童の学習支援には、高遠高校の生徒や社会教育委員、主任児童委員ら約20人が協力している。

初日、児童はそれぞれ持ち寄った夏休みの課題に取り組んだ後、論語を素読。背筋を真っすぐに伸ばし、矢澤淳館長の後に続いて30の成句を大きな声で読み上げた。

矢澤館長は進徳館について「1860年に建てられ、13年間で500人がここで学んだ」と紹介。「みんなと同じように論語も勉強していた」と話し、進徳館から輩出した偉人を挙げた。児童は進徳館の歴史に思いをはせた。

高遠小5年の児童2人は「論語を読むのが楽しい。楽しく勉強して、いっぱい覚えたい」と意欲的だった。

28日には、進徳館で学び、政治家や林学博士として活躍した中村弥六が整備した「進徳の森」でフィールドワークを企画。31日は同高合唱部によるコンサートなどを予定している。

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