原村長選 支持訴え候補走る

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新人2人の争いとなった原村長選。選挙戦2日目の26日、元スピードスケート選手の牛山貴広さん(42)=無所属、上里=と元村職員の小林千展さん(66)=無所属、柏木=は、遊説カーで村内を回り支持を訴えた。

■牛山貴広さん 暮らしやすい村をつくる

牛山さんは午前7時すぎ、柏木の阿久交差点でつじ立ちをしてから、同8時30分に遊説をスタート。水色のポロシャツ姿で、最初にAコープ原村店前で演説。「みんなの知恵と力を生かし豊かで暮らしやすい村をつくる」と訴え、室内方面に出発した。

セブンイレブン前や判之木公民館、南原運動広場など午前中だけでも計6回、演説した。各地区をくまなく回り、「若さやスポーツで培った忍耐力、諦めずやり遂げる力、広い見識や人脈」をアピール。子育て支援や教育環境の充実、スポーツや農業振興を中心に繰り返し訴えた。

強い日照りの中でも持ち前の体力と若さで有権者の元にすかさず駆け付け、固く握手。遊説カーが近づくと自宅から出てくる有権者もいて、「暑いけど頑張ってね」「もっと声を張った方がいいぞ」など多様な激励を受けて、何度もお辞儀をして応えた。丸茂岳人県議も一緒に回り「働き盛りの若い力。努力を惜しまない人」と後押しした。

午後は上里、ペンション方面から八ツ手、柳沢へ駆け抜けた。午後7時からは総決起集会を払沢公民館で開いた。

■小林千展さん 経験を生かして課題解決

小林さんは午前9時、柏木の選挙事務所から遊説をスタート。村職員として36年間勤めた経験と実績をアピールしながら、「経験を生かして原村の課題を一つ一つ解決したい」と訴えた。

午前中は柏木、上里、原山、ペンション区などを回った。畑で農作業をする人を見掛けると駆け寄り、激励の言葉を受けて笑顔で握手。セロリ農家からの「6月の大雨と、この暑さで今年は厳しい」という声に真剣に聞き入り、「温暖化防止対策を村でも進め、農業の基本の土づくりを見直さないと」と話した。

「情熱の色」というオレンジ色のポロシャツ姿でマイクを握った。街頭演説では農業振興、子育て家庭の負担軽減に言及したほか、「環境問題は喫緊の課題」と強調。「高齢者の足」の確保として「玄関近くで乗れるような公共交通の仕組みを考えたい」と力を込めた。

昼は事務所に戻り、支持者らと村内飲食店の手作り弁当で昼食。涼しい室内で体を休め、おいしい料理で英気を養った。午後は大久保、払沢、中新田区などを巡り、各地で演説して支持を呼び掛けた。

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