ご城下通り謎解き 伊那市が来月からイベント

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ご城下通りを舞台にした謎解きまち歩きゲームをPRするチラシ

伊那市は、同市高遠町の「ご城下通り」(国道361号)を巡り、まちなかに隠された謎を解くイベント「高遠探偵学校の事件ファイル 校長室の鍵をさがせ」を8月1日から始める。高遠町を訪ねるきっかけづくりとして企画した。通りに用意された六つの謎にまち歩きをしながら挑戦し、すべて解くと景品が手に入る。子どもから大人までゲーム感覚で楽しめ、桜や紅葉の時期にとどまらない通年でにぎわう観光地を目指す。10月9日まで。

ゲームの参加者は「高遠探偵学校」の生徒になり、盗まれた「校長室の鍵」を探すため謎解きにチャレンジするという設定。通りにある高遠町観光案内所で問題用紙を受け取り、一帯を歩いて回答する。六つの謎を解くと、その答えが鍵の在りかのヒントになっている。問題は信州大学の学生らでつくる「信大回廊」が作成した。

正解者は案内所で景品がもらえる。謎解きに取り組みながら商店街で買い物や食事をし、そのレシートを提示するとさらに別の景品を受け取ることもできる。

ご城下通りは、商店や金融機関、交通機関などが集まる高遠町の中心的エリア。昔ながらの建物が今も残り、趣深い雰囲気がある。

市は昨年もご城下通りを会場にまち歩きと謎解きを組み合わせたイベントを開催し、2カ月で県内外から計500人ほどが参加した。言葉遊びなどを交えながら問題を解く過程で地域の歴史や文化に触れる機会とするとともに、大人も楽しめる難易度にすることで、親子らが一緒に挑戦できるよう工夫した。

企画担当の市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さん(26)は「普段は高遠の町並みを歩く機会の少ない子どもたちが訪れるきっかけになってほしい。大人も十分楽しめる難しさなので、ぜひ親子や仲間でチャレンジしてみて」とPR。謎解きゲームが高遠を楽しむ一つの機会とすることで「通年観光につながってほしい」と期待している。

問い合わせは市高遠商工観光課(電話0265・94・2556)、または高遠町観光案内所(電話0265・94・1745)へ。

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