ペーパー土器”発掘” 小学生が縄文アート

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約4メートル四方の模造紙に思い思いの縄文模様を描く小学生

小学生が縄文アートを作る「ペーパー尖石遺跡」(市中央公民館、京都芸術大学・同大学付属康耀堂美術館、尖石縄文考古館共催)が30日、茅野市豊平の同考古館と青少年自然の森で行われた。市内の小学2~5年生10人が参加。午前中に縄文土器の観察やスケッチを行い、午後は「ペーパー土器」作りを楽しんだ。

市中央公民館が子どもたちに楽しみながら縄文文化について学んでもらおうと10年以上前から続くイベント。コロナ下では中止していたため、4年ぶりの開催となった。

宿泊棟で行った縄文アート作りでは、同大学の上村博教授らが講師を務め、芸術教育について学ぶ大学院生8人も作品制作に協力した。子どもたちは紙製の筒に縄を巻いて絵の具を塗り、約4メートル四方の模造紙の上に転がして思い思いの模様を描いた。その後、午前中にスケッチしたお気に入りの土器の形に紙を切り抜いて、自分だけのペーパー土器を”発掘”した。

泉野小4年の児童は「いろいろな色の絵の具が使えて楽しかった」と笑顔。上村教授は「子どもの観察力が育ち、学生にとっても小学生の生の反応を見られる貴重な機会」と話した。

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