諏訪湖のワカサギ 1日限定で投網漁解禁

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1日限定で解禁した投網漁で水揚げされたワカサギ。諏訪地域の川魚店に渡った

諏訪湖漁業協同組合は7月31日、諏訪湖のワカサギ投網漁を1日限定で解禁した。諏訪大社下社の夏の遷座祭「お舟祭り」をはじめ、ワカサギの需要が高まる時期に合わせて実施。例年秋から始まる投網漁に向けた試験捕りの意味合いもある。漁師6人が午前4~6時の間に出漁し、小公と呼ばれる当歳魚16・6キロを水揚げした。

水揚げ量は、連日の厳しい暑さによる水温上昇の影響もあってか、例年より少なめだったという。春にふ化し、来春の採卵資源にもなる小公の体長は平均で5・5センチ。漁協の藤森孝専務理事は「資源量に関しては不安があるが、順調に成長している。大きさがばらついているのもいい」と語った。

諏訪市渋崎の諏訪湖漁業センターに水揚げされたばかりのワカサギが集まり、地域の川魚店に渡った。岡谷市長地の山田川魚店は甘露煮などで販売するといい、「おいしく食べられる、ちょうどいい大きさ」と喜んでいた。

本格的なワカサギ投網漁の解禁日は、盆前に2日間行う投網漁の結果や、県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)の資源量調査のデータなどをみて決める。

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