映画「怪物」フェス5日 岡谷・童画館通り
諏訪地方観光連盟諏訪圏フィルムコミッション(FC)は、カンヌ国際映画祭脚本賞受賞作で是枝裕和監督の映画「怪物」のメインロケ地が諏訪地方となったことを記念し、5日午前10時から「怪物フェスティバル」を岡谷市の童画館通りで開く。廃電車のセットの一部を再現するなどリニューアルした同通りふれあいホール内の「公開記念ミュージアム」を中心に体験コーナーやキッチンカーなどで来場者を迎える。
童画館通りはロケ地の一つで登場シーンでは、消防車が走行する。会場には実際に撮影に使われた消防車を展示する。キッチンカーのコーナーでは、出張イベント用メニュー「マシュロリポップ」などを販売する。「マシュロリポップ」は是枝監督が現場の雰囲気を和ますために活用した。出演した子どもたちにとっての思い出深いエピソードの一つという。
同ミュージアムにはサインパネルや小道具、メイキング写真などを展示。5日限定で主人公の麦野湊と星川依里の2人が遊ぶシーンで使われた「怪物のカード」を披露する。手に取って遊ぶことができ、廃電車セットに座って映画のワンシーンを再現して楽しむこともできる。劇中で湊と依里が遊んでいた「うなり笛」の製作体験コーナーも設ける。約30分のプログラムで各回定員10人(先着順)。
問い合わせは諏訪市観光課内の同FC(電話0266・58・1123)へ。