映画「怪物」の世界観 岡谷のロケ地でフェス

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映画「怪物」で使用された廃電車の座席に座る来場者

岡谷市中央町の童画館通りで5日、映画「怪物」のロケ地を記念した「怪物フェスティバル」が開かれた。童画館通りの一部を歩行者天国にし、映画に使用した消防ポンプ車の試乗体験や物語中に登場する「うなり笛」の製作ワークショップなどに多くの市民が訪れ、映画の世界観を体験した。

諏訪地方観光連盟諏訪圏フィルムコミッションと童画館通り商店会が主催。是枝裕和監督の映画「怪物」は諏訪地方の各地でロケが行われ、童画館通りも映画冒頭などに登場した。同通りにあるふれあいホールには公開記念ミュージアムとして映画で使用された小道具や是枝監督の演技指導場面、出演者のオフショットなどの写真が展示されている。

「うなり笛」はラムネ菓子の容器に穴を開け、ひもを通して回すと音が鳴る仕組み。劇中で主演の子どもたちが作って遊ぶシーンがあり、ワークショップの参加者はスタッフに教わりながら回しては「音が出た」と喜んでいた。

ロケにもエキストラとして参加した市内の30代女性は「諏訪地方で有名な映画のロケが行われたことは素晴らしい。1人で完成した映画を見たが、今度は息子と行って見たい」と話していた。

ふれあいホールのミュージアムは8月中旬まで開館予定。無料で見学できる。

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