清澄な響きで聴衆魅了 カノラータ・オケ定演

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息の合った演奏を披露した「カノラータ・オーケストラ」の定期演奏会

岡谷市のカノラホールを拠点に活動するアマチュアオーケストラ「カノラータ・オーケストラ」は6日、第24回定期演奏会を同ホールで開いた。14年ぶりというソリストを迎えてのクラリネット協奏曲をはじめ、3曲を演奏。清澄な響きで聴衆を魅了した。

プログラムは、19世紀初頭に活躍したウェーバーの「祝典序曲~歓呼」でスタート。東京交響楽団のクラリネット奏者、近藤千花子さんをソリストに迎えた「クラリネット協奏曲第1番ヘ短調」では、オペラ作家ウェーバーならではのドラマティックな展開とクラリネットの技巧を披露した。3曲目は、音楽が雄弁に感情や情景を表そうとするベートーベンの「交響曲第6番ヘ長調~田園」を奏でた。

2002年に創設され、21年目を迎えた同オーケストラは諏訪地方をはじめ伊那、松本など県内外の団員約40人が所属している。指揮は12年から常任指揮者の鈴木竜哉さんが務め、エキストラを含め計70人が出演。ステージが一体となって迫力あふれる演奏を繰り広げた。

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