広島原爆の日 黙とうささげ献花 茅野市

LINEで送る
Pocket

献花をして核兵器廃絶を願い、戦争被害者の冥福を祈った茅野市平和祈念式

第28回茅野市平和祈念式(同実行委員会主催)は6日、市運動公園駐車場に建つ平和の塔の前で行った。約90人が参列して黙とうをささげ、献花した。広島、長崎への原子爆弾投下から78年の今年も茅野市から核兵器廃絶を願い、戦争被害者の冥福を祈った。

祈念式では、東海大諏訪高校の生徒会役員3人が司会を務めるなど運営に協力した。市内4中学校の生徒会役員計10人が広島、長崎両市長が平和祈念式に宛てたメッセージ代読した。読み上げる途中、広島に原爆が投下された午前8時15分を迎え、参列者がその場に立ち、市防災行政無線から流れる「平和の鐘」に合わせて1分間、黙とうした。代読が終わると、千羽鶴を持参した小規模多機能ケア施設などを運営するNPO法人「福寿草」が利用者の思いが込められた折り鶴の束を供えた。献花では、原爆の火がともる平和の塔に向かって手を合わせ、花を手向けていた。

同実行委の品川美好会長(72)=同市米沢=は「原爆が使われたらどうなるのかを想像してほしい。日本は周辺国との話し合いによる関係づくりを進めるべき」とあいさつ。式後、東海大諏訪高3年の生徒会長(17)は「平和を願い、戦争のない世界を私たちの世代でつくっていきたい」と語った。

おすすめ情報

PAGE TOP