「おもてなし牛乳」使用商品にジェラート認定

白鳥会長(右)からおもてなし牛乳の認定を受けたニチノウ食品の有賀社長
上伊那地域酪農協議会は、「酪農家のおもてなし牛乳」を材料に使った商品として、ニチノウ食品(箕輪町)の「信州ミルクジェラート」を新たに認定した。じか火焙煎したピスタチオなど4種類の味があり、こくのある牛乳との組み合わせを実現。提供を通じ、おもてなし牛乳の認知度向上につなげていく。
同協議会はJA上伊那酪農部会、伊那と南信の両酪農業協同組合でつくる。おもてなし牛乳は若手酪農家が企画・開発。認定は16件目になる。
ニチノウ食品は漬物のもとやナッツ類の製造・販売を手掛けている。地元牛乳の消費拡大を応援したい思いなどから商品開発を模索してきた。
ジェラートの味は、信州ミルク、ピスタチオ、アーモンド、チョコレート。このうちピスタチオはじか火焙煎したものをすりつぶして混ぜてあり、格別の香ばしさが楽しめるという。1カップ85ミリリットル。箕輪町のふるさと納税の返礼品(16個セット、寄付金額1万円)として提供している。
7日に授与式を伊那市のJA上伊那本所で開いた。白鳥健一会長(JA上伊那営農経済担当常務)が有賀哲哉社長に認定証を手渡し「地域の酪農家の思いが詰まっている。幅広く周知してほしい」と期待。有賀社長は「おもてなし牛乳を活用することで地域の酪農家の支援をしたい」と話していた。