南信工科短大を体験 駒工生インターンシップ

実習設備を見ながら金型の製作技術を学ぶ生徒ら
県南信工科短期大学校(南箕輪村)は7日から3日間の日程で、駒ケ根工業高校(駒ケ根市)2年生を対象にしたインターンシップ(職業体験)を始めた。13人が参加し、実習を中心とした授業を体験。ものづくりのスペシャリスト育成を目指す大学校への理解を深めている。
充実した実習設備を活用し、実習を豊富に取り入れた体験授業を通じ、機械・電気工学の基礎から応用までの知識と実践力の習得に力を入れる教育の一端に触れてもらう狙い。同高に呼び掛けて企画し、今年で2年目。地元企業の訪問や校内見学なども予定しており、最終日には実習の成果報告会を行う。
初日、参加者は大学校のカリキュラムや卒業後の進路などを聞き、4講座に分かれて体験授業を実施。3Dプリンター応用技術「デジタルモールド」を学ぶ講座では、3Dプリンターと粉末冶金技術を活用し、新しい金型製作方法を開発していると説明を聞き、設備を見学した。
同高情報技術科2年の松田晴道さんは「県内で就職に有利な学校なので授業を体験してみたかった。金型を作るだけでもさまざまな技術があると分かり、面白い」と話した。