交流楽しみ 米姉妹都市高校生が岡谷市長表敬

今井市長を表敬訪問する米国ミシガン州マウント・プレザント市の高校生ら
岡谷市の海外姉妹都市、米国ミシガン州マウント・プレザント市から「姉妹都市高校生生活体験事業」で岡谷市を訪れている高校生らが7日、今井竜五市長を表敬訪問した。一行は岡谷を拠点に12日間滞在。「岡谷太鼓まつり」で和太鼓をたたくなど日本の伝統文化に触れ、地元の高校生らと交流する。
1989年に岡谷市が高校生をマウント・プレザント市に派遣し、翌年に受け入れて以来、毎年交互に高校生を派遣している。近年はコロナ禍で中止が続いたため、岡谷市の受け入れは2018年以来5年ぶりになる。
一行は高校生5人と引率者1人で、3日夜に岡谷市に到着。受け入れ家庭で生活しながら公共施設の見学や各種体験を行う。今井市長は「歴史ある交流に参加してくれたことをうれしく思う。日本の文化や習慣、自然などを体感してほしい」と期待。岡谷市出身の童画作家・武井武雄のキャラクターが描かれたマグカップ、シルクソープ、精密こまなどをプレゼントした。
生徒たちは一人ひとり自己紹介し、「ここにいることにワクワクしている」「とてもすてきな時間」などと感想を語った。ヘイデン・トレンエアーさんは「とても素晴らしい市で、楽しく過ごしている。日本の高校生との交流も楽しみ」と目を輝かせていた。
高校生らは14日まで滞在。岡谷東、岡谷南両高校との交流で書道や弓道を体験するほか、13日には「岡谷太鼓まつり」のふれあいステージに出演する予定。