清陵中の茅野さん 競技かるた全国大会に出場

小倉百人一首競技かるたの全国大会に出場する茅野智奈さん(右)
諏訪清陵高校付属中学校(諏訪市)3年の茅野智奈さんが、12日に東京で開く「小倉百人一首競技かるた全国中学生選手権大会」の団体戦に出場する。県選抜チームは6人で、諏訪地方では唯一のメンバー。個人戦でも併せて全国の舞台に挑み、「どちらも勝ち上がり、入賞を狙いたい」と意気込んでいる。
茅野市を拠点に活動する茅野かるた会(平澤英則会長)に所属して4年目。小学5年生の時に学校のクラブ活動で百人一首と出合い、県大会に初出場して優勝したことをきっかけに、競技の面白さに目覚めた。今年に入って全国競技かるた横浜大会(7月8日、横浜市)で優勝を果たし、2段に昇段した。
「年齢や性別に関係なく、いろんな人と対戦できるのが魅力」と茅野さん。週1回の練習で腕に磨きをかけ、札を欠かさずに持ち歩くなどして暗記にも余念がない。確実に札を奪うため、「ピンポイントで札を払うことが課題」と力を注ぐ。
小学生から50代までの約40人が所属する同会。平澤会長(54)は「高校生たちと対戦しても強い。耳と反射神経が良く、払いの技術が向上している」と期待する。
団体戦は1チーム5人制で25チームが出場する。個人戦(8月11日、東京)は2段以下の一般の部に出場し、トーナメント戦を繰り広げる。
7日は、茅野さんらが諏訪市役所に金子ゆかり市長を訪ね、全国大会への出場を報告。金子市長は「精神力が必要になる。目標を目指し、挑戦してほしい」と激励した。