キノコの季節チチタケ入荷 グリーンファーム

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グリーンファームに並ぶ「チチタケ」。入荷量が少なく、夏のキノコは不作のようだ

キノコの季節を迎えた-。伊那市ますみケ丘の産直市場グリーンファームで、夏キノコのチチタケの入荷が始まった。8月定番のキノコだが、今年は夏のマツタケなどとともに入荷量が少なく、この時期のキノコは不作とみられる。市場では「暑さが影響しているのでは」と心配し、今後本格化する秋のキノコの入荷量を気に掛けている。

同市場によると、チチタケは毎年8月上旬から下旬に入荷し、キノコの季節の始まりを告げる代表例という。傷が付くと白色で粘り気のある乳のような液が出る特徴がある。「味がいいキノコ。汁物などで味わってほしい。今年は少ないので貴重」とし、約100グラムを250円(税込み)で販売している。

ただ、毎年同じ頃から並び始める夏のマツタケや、アカヤマドリタケも含めて今年の入荷量は「かなり少ない」。チチタケは例年の半分以下で、マツタケの入荷は8日までに1本のみだ。同市場の担当者は「キノコが出ると季節の変わり目を感じるので、量が少ないのは寂しい」

一方、この時期に少ないからといって、秋のキノコの入荷量は判断できないといい、「今は出ない分、秋は採れると言う人もいる」と担当者。「本番の秋に向けて、期待を込めて見守っていきたい」と話している。

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