駒ケ根市長選 市議松崎氏が出馬表明

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駒ケ根市長選出馬を正式表明する松崎剛也氏

任期満了に伴う来年1月14日告示、21日投開票の駒ケ根市長選で、新人で市議の松崎剛也氏(48)=無所属、下平=は8日、市内で会見し「駒ケ根市民が感じている閉塞(へいそく)感を打破し、元気なまちを市民と共につくりたい」と立候補を正式に表明した。今回の市長選で立候補を表明したのは松崎氏が初めて。

松﨑氏は、以前から「このままでは駒ケ根が閉塞感であふれてしまう」「市政に市民の声が届いていない」と現職の伊藤祐三氏(63)=無所属、福岡=の市政運営を不安視する市民の声が多く寄せられていたといい、「市議会6月定例会で現職の姿勢を問いただしたが、答弁からは現状を良くしていこうとする思いが感じられなかった」と強調。こうした中で幅広い層から出馬要請を受け「自らが責任ある立場で市民の声を実現していきたいとの思いを強くした」と出馬決意を語った。

現職が力を入れる財政健全化について「財政指数の改善は大切だが、市民の幸せや生活向上を目的とした市政を目指すべき」と指摘。「市民にとって必要な投資を行う」とし、力を入れる政策に子育て支援を掲げた。子育て世代が「もっと実感できる政策」として、育休退園制度廃止や不登校生徒の居場所づくり、国際協力機構(JICA)がある国際都市として語学教育に取り組む考えを示した。

市議を辞職する時期については、9月の決算議会、10月の常任委員会の事業評価提出を経た上で「節目の秋までは議員職務を全うし、信任に応えたい」とし、「10月ごろの辞職を考えている」と明らかにした。

松崎氏は同市出身。日本大学芸術学部卒。2019年の市議選で初当選し、現在2期目。市議会総務産業委員会委員長や天竜川改修期成同盟会会長を務める。会社役員。

市長選を巡っては1期目現職の伊藤氏は態度を明らかにしておらず、動向が注目されている。

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