SO世界大会7人制サッカー 橋場さん「金」

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宮坂町長に金メダルを見せながら結果を報告する橋場さん(左)

下諏訪町矢木西の会社員、橋場祐輝さん(26)が、知的障がいを持つ人のための「2023年スペシャルオリンピックス(SO)夏季世界大会・ベルリン」(6月17~25日)の7人制サッカーに出場し、金メダルを獲得した。8日、町役場を訪れ、宮坂徹町長に喜びを語った。

SOは、知的障がいのある人たちにスポーツトレーニングと、その成果発表の場として競技会を提供する国際的なスポーツ組織。7人制サッカーは知的障がいのある人とない人が一緒のチームになり、前半と後半を各20分で行う。

橋場さんは、小学生のときにサッカーを始め、高校時代は松商学園(松本市)に所属。日本代表として19年のSOアブダビ大会に出場した高校時代の同級生から誘われ、20年に同競技の長野チームに加入した。会社に勤めながら同町スポーツ協会サッカー部のコーチも務めている。

同競技には15カ国が出場し、競技レベルに応じた3グループで実施した予選を突破した日本は、米国、英国、チェコによる決勝トーナメントに進出。初戦で英国に6―1、決勝ではチェコに2―1で勝ち、金メダルを手にした。橋場さんはゴールを決めるなどチームに貢献した。

橋場さんによると、苦しい状況になると障がいのない人にボールが集まりやすいが、日本はアスリートの得点率が最も高かったという。「金メダルを決めたときは皆で大号泣した」といい、「普段はなかなか感情を表に見せない仲間たちと一緒に喜びを分かち合えたのがうれしかった。SOをより知ってもらう機会になったと思うので、活動の輪が広がっていってほしい」と話した。

宮坂町長は「チーム一丸となってつかんだ結果。これからも頑張って」と激励した。

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