「夜の夏詣」ライトアップ 諏訪大社下社秋宮

「夜の夏詣」でライトアップされた諏訪大社下社秋宮の神楽殿
諏訪大社下社秋宮(下諏訪町)は14日まで、「夜の夏詣」を行っている。暑い日中を避けて、涼しさと静けさ、風情を楽しんでもらおうと企画。幣拝殿や神楽殿、鳥居、千尋池、八幡社などをライトアップ。参道には発光ダイオード(LED)キャンドルが並び、幻想的な光景を参拝者が楽しんでいる。
夜の夏詣は、初詣から6カ月がたち、穢れを払う「夏越の大祓」を経て、半年の無事に感謝し、来る半年の平穏を願う。全国の神社・仏閣で取り組みが行われており、秋宮では昨年に次いで2回目。
ライトアップは時間ごとに10段階で色が変わり、参拝者は赤から紫、青へと変わる様子を静かに眺めていた。千葉県から2泊3日の観光で訪れた50代の夫婦は、旅館で借りた浴衣姿で参拝。「期せずして素晴らしい光景に出会えました。旅の思い出になります」と笑顔を見せていた。
ライトアップは午後6時30分~同9時30分。表紙と背表紙に諏訪湖の花火が描かれた御朱印帳を頒布するほか、詣参拝者には限定で、「特製うちわ」を授与。水ヨーヨー型の「おみくじ」(300円)もある。11日の午後7時からは下諏訪向陽高校の吹奏楽部の生徒たちがライトアップされた境内で演奏を披露する。