「苔テラリウム」制作体験 森の工房あかね舎

「苔テラリウム」制作に挑戦する利用者や小学生ら
諏訪市中洲福島の障がい福祉サービス事業所「森の工房あかね舎」で10日、コケと瓶を使う「苔テラリウム」の制作体験があった。地域の小学生らにも参加を呼び掛け、子どもとあかね舎の利用者合わせて10人が参加。上手にこしらえるこつを教わり、透明の瓶の中にコケや砂などを入れて小さな世界を作った。
セイコーエプソン社友会山野草同好会の5人が講師として訪れた。「土台となる土で傾斜をつくると、作品に奥行きが出る」と助言。コケは4種類用意し、背が低い順に瓶の中に入れると立体感が出ると教えた。「心の中にある風景、自分の世界を作って」と自由な創作を呼び掛けた。
利用者や児童は土台の上に飾り石を配すると、ピンセットや柄の長いスプーンを使って、コケや色の付いた砂を慎重に入れていった。ジャングルを流れる川をイメージして作ったという利用者の女性の1人は「青い川の周りにコケを置いた。かわいい、楽しい」と笑顔だった。