11日の帰省ピーク 諏訪地方多くの観光客

再会を喜ぶ人たち=諏訪市のJR上諏訪駅
お盆を諏訪地方で過ごす帰省者や観光客の入り込みが本格化している。今年は「新型コロナウイルス感染拡大以前の乗客数にほぼ戻った」(JR東日本長野支社)といい、帰省のピークとなった11日は鉄道、バスなどの交通機関、高速道路ともに午前中から利用客で混み合った。
このうちJR東日本は臨時特急を増発し、上諏訪駅では電車が止まるたびに大きな荷物を手にした人たちが次々と降り立った。改札口では家族や親類らの到着を首を長くして待つ人たちも多く、互いの姿を見つけて握手をしたり、抱き合ったりして再会を喜んでいた。
横浜市内から親子で里帰りした中学3年生(14)は、祖母との1年ぶりの再会に満面の笑顔で「受験勉強は一休みしてゆっくり羽を伸ばして遊びたい。諏訪湖の花火が楽しみ」と話していた。
フジドリームエアラインズ(FDA)が運航する飛行機も同日の松本空港到着便は今月初めの予約時点で約95%とほぼ満席。諏訪湖畔のホテル、旅館も多くの客で混み合い、書き入れ時を迎えている。