伊那中女子バスケ部全国へ 目標はベスト4

県勢初のベスト4入りを目指す伊那中学校女子バスケットボール部の選手ら
伊那市伊那中学校女子バスケットボール部は、第53回全国中学校バスケットボール大会(21~24日、香川県)に北信越代表として出場する。同部の全国大会出場は2年連続。主将で3年生の生徒(14)は「全国大会出場に浮かれることなく、1試合1試合を大切に勝ち上がっていきたい」と意気込み、県勢では初となるベスト4入りを目標に掲げている。
同部は上位2校が全国大会に進む北信越大会(1、2日、石川県)で優勝。昨年の大会を経験している3年生中心のメンバーで臨み、県大会、北信越大会と危なげない試合運びで勝ち進んだ。
主力メンバーの身長は160センチ台。全国レベルでは小柄なチームだが、持ち味とする「激しいディフェンスからの速攻」で全国の強豪に挑む。まずは昨年敗退した予選リーグの突破を目指す。
顧問の井上卓也教諭は「去年と違い、どこが強いのかよく分かって大会に臨むことができる」と指摘。全国大会では28年前に同部が打ち立てたベスト8の成績を上回る結果を期待している。野原主将は「絶対に勝つという闘志がチーム全員から見える大会にしたい」と抱負。他の主力メンバーも「苦しいときにシュートを決め、勝ち進めるよう落ち着いてプレーする」「昨年の結果をまず超え、メインコートに立てるよう頑張る」と意気込んでいる。