言葉と演劇で想像力育む 岡谷でプロジェクト

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「金の星表現プロジェクト」への参加を呼び掛ける関係者

岡谷市を中心とした有志でつくる「持続可能なまちづくりを考える岡谷市民の会」(伊藤けい子代表)は、子どもたちにコミュニケーション能力を高めてもらおうと、言葉と演劇を活動の柱とした「金の星表現プロジェクト」をスタートさせる。対象は幼児(4歳)から小学生。「翔ばたけ!子どもシアター」と銘打ち、「ことばあそび」や「えんげきごっこ」を通じて想像力を育む。初回は9月11日に開く。

同会は、「自然と共生するまちづくりを進めよう」と、衣食住や教育、文化に関わる仕事に就く人や子育て中の母親らが集まり、2021年8月に発足した。これまでに発足を記念した映画上映会や各種講演会を開催している。

プロジェクトは同会の活動のうち、「文化」と「教育」に関する分野の一環。詩や短文を楽しんでもらう「ことばあそび」は朗読家の中澤由佳さん(58)、役を演じる中で想像力を養う「えんげきごっこ」は舞台女優の遠藤真弓さん(54)が講師とリーダーを務める。11月の「おかや演劇祭やりたいもんシアター」への参加も予定している。

言語と非言語によるコミュニケーションの形を知り、対話の可能性や必要性を子どもたちと一緒に探るのが狙い。中澤さんは「文字を通して書いてあることを楽しんでほしい。『本って楽しい』と、手を伸ばすきっかけになれば」、遠藤さんは「その子がやりたいものを、その子らしく表現してほしい。子どもたちのイマジネーションを高めたい」と意欲を見せる。

キッズ(4歳~小学1年)とジュニア(小学2~6年)に分けて開く。時間はキッズが午後4~5時、ジュニアが午後5時30分~7時30分。当面の日程は9月11、25日と10月2、16日、11月6、20日で、以降は毎月第2、4月曜日の開催を予定している。料金はキッズが1日1000円、ジュニアが同1500円。会場はいずれも同市本町のサロン・ド凱旋門。申し込みは二次元コードか、遠藤さん(電話0266・22・4705)へ。

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