中アジオパーク構想 上伊那一体で推進

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中央アルプスの「日本ジオパーク」化を目指して、上伊那地域の8市町村や関係団体でつくる「中央アルプスジオパーク構想推進協議会」の設立総会が13日夜、駒ケ根市役所で開かれた。各市町村長をはじめ、行政、教育、商工観光、山岳関係者ら約50人が出席。中アの貴重な地形や自然環境を保全するとともに、地域活性化のきっかけとしても期待される構想の実現に向け、一体となって取り組むことを確認した。今後、構想に関わる自然・文化遺産の調査研究や普及啓発などを進め、早期の認定を目指していく。

ジオパークはジオ(地球)とパーク(公園)を合わせた造語で、科学的に貴重な地形や地質を生かした大地の公園。認定により自然環境だけでなく、地域づくりや教育への活用、観光振興などの効果も期待されている。

上伊那地域では5月、8市町村と上伊那広域連合で構成する同協議会設立準備会が発足。日本ジオパークネットワークに準会員として加入し、全国の情報を収集しながら協議会設置の準備を進めてきた。

協議会は市町村をはじめ60団体で構成。設立総会では会の規約や事業計画などを決め、会長に杉本幸治駒ケ根市長を選出した。構想の範囲は氷河地形、高山植物群、天竜川西側に広がる扇状地形、湧水など多くの学術的資源を有する上伊那地域の中ア一帯に設定。今後、協議会内に学術会議や部会を設け、ジオサイト(見どころ)の具体化やガイドの養成、ジオ周遊ルートの開発などに取り組む。

会の設立趣旨を説明した杉本市長は「ジオパークは持続可能なまちづくりに向けた有効な手段。上伊那の住民が心を一つにして取り組む必要がある」と強調。認定に向けては「大変厳しくなっていると聞く。しっかりとジオパークを生かしたまちづくりが求められる」とし、目標として2018年4月の申請を目指す考えを示した。

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