きょう諏訪湖湖上花火大会 予定通り開催へ

予定通りに大会を開催することを承認し、初島の準備状況を確認する大会運営委員ら
諏訪市の諏訪湖で15日開く第75回「諏訪湖祭湖上花火大会」について、大会運営委員会は14日、予定通り開催する方針を決めた。台風7号の影響が懸念されていたが、進路が当初の予想より西側にずれたことや、15日の風速や風向きなどの予報を踏まえて総合的に判断した。大会は4年ぶり。午後7時から計23セットの花火で夜空を彩る。
一方で、台風や悪天候の影響で危険が伴う可能性が出てきた場合は、15日午後4時に実行委員会の正副会長会で協議し、中止の判断をする場合もあるとした。JR中央東線の列車が運休する事態も想定し、緊急時の開放施設(避難所)や対応人員の準備を整えたという。
実行委会長の金子ゆかり市長は「台風の被害が全国的にも最小限にとどまることを願う」とした上で、「直近の気象などの情報を集約し、諏訪湖の花火は決行できると判断した」と説明。運営委で承認を得た。「4年ぶりで期待は大きいが、危険の回避はしっかりしていく」と強調した。
運営委は10号玉(尺玉)の打ち上げ場所となる初島、全長240メートルのストリート台の準備状況を確認した。小口煙火(諏訪市)の小口芳正会長は「コロナ禍で長い間、大きな大会ができなかった。花火師、参加10社。いい花火を上げたいという気持ちが満タンの状態」と話した。
今回は諏訪湖イベントひろば(旧東バル跡地)へのフードコートの新設や、11カ所の臨時駐車場の有料化・事前予約制など、新たな試みを取り入れて開催する。エルシーブイFM(76・9メガヘルツ)の「はなびラジオ」は15日午後1時から10時まで生放送。このほか気象や交通、大会情報を同日朝から随時放送する。