大輪優雅 ハス見頃 茅野市穴山の吉川さん宅

真夏の空の下で優雅に咲く吉川田文さん宅のハスの花。ヒマワリも満開だ
茅野市穴山の吉川田文さん(84)が自宅横の休耕田で育てるハスの花が見頃を迎えている。緑色の丸い大きな葉の間から伸びた茎の先にピンク色の大輪の優雅な姿を見せ、訪れる人の目を楽しませている。
富士見町の井戸尻史跡公園の古代ハスと同じで、10年ほど前に、間引いて一般に提供されたもの。もらったのは十数株だが、約20アールの田んぼの8割ほどに広がった。毎年、この時期に見頃を迎え、地元や県内外から大勢の人が観賞や撮影に訪れる。
11日に写真教室の仲間と訪れた松下艶子さん(56)=横浜市=は「昨夜は白樺湖の花火を撮った。ここのハスは初めてだが、近くで撮れるのがいいですね」と笑顔。観蓮会に集まった吉川さんの高齢者クラブ時代の仲間は「今年も心が洗われるようなピンクのハスを見ることができて幸せ」と喜んでいた。
吉川さんは「水の取り入れ口が詰まって、干上がったことがあり、少し遅れたが咲いてくれた。自由に眺めていって」と話している。