岡谷展50周年の記念誌発刊 市美術会

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市美術会がまとめた岡谷展50周年記念誌を手にする池上会長

市美術会がまとめた岡谷展50周年記念誌を手にする池上会長

岡谷市美術会(池上元和会長)は岡谷展50周年の記念誌「岡谷美術のあゆみ」を発刊した。過去10年間の足跡をたどるとともに、市の芸術文化振興の屋台骨として刻んだ50年の歴史を振り返り、会のルーツで同市出身の童画家、武井武雄が中心となって1947年に発足した「岡谷市美術協会」も取り上げた。

岡谷展は日本画、洋画、彫刻、工芸、書の5部門で構成する公募展。50回の節目の展示会は112点が集まり、11月10~13日にイルフプラザカルチャーセンターで開いた。節目の今年は物故会員展(11月10~12月4日、市立岡谷美術考古館)、記念式典(11月12日、ライフプラザマリオ)なども開いた。

記念誌は10年ごとに発刊しており、今回も2006~15年度の10年間の岡谷展を目録表紙や随筆、審査員、受賞者、スナップ写真などで振り返った。岡谷美術協会の誕生のページでは、武井武雄の手記が記載されている。この中で武井は協会の第一回展について「プロの作品発表機関でもなく、新人の登竜門という性格もない。市民みんなが美術に関心を持ち美術を楽しむ場、平等の広場を作るのが目的なのであった」と記している。

池上会長(77)=同市川岸上=は「武井(武雄)先生の展示会への思いはまさに私たちが諸先輩から受け継いできた岡谷展の意義。これからの岡谷展も時代とともに見直し、変えていくことがあると思うが、変えてはいけない精神もある。後世の方が歴史を振り返る貴重な資料としてこの記念誌が残っていけば」と話していた。B5判162ページ。300部制作し、関係者や公共機関などに配布した。

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