環境にやさしい農業を 岡谷で県研修会

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病害虫の光防除技術について説明する農研機構の霜田さん

病害虫の光防除技術について説明する農研機構の霜田さん

県は13日、「環境にやさしい農業推進研修会」を岡谷市の県男女共同参画センターで開いた。今年度は「光」技術をテーマに設定。基調講演や事例発表、討論会を通じ、光と色を利用した病害虫防除対策やコスト低減技術に理解を深めたり、応用の可能性を探ったりした。生産者や農協関係者、県・市町村の農政担当者らが参加した。

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)によると、光源としてLEDが普及したこともあり農業分野にも光技術の導入が加速。殺虫剤などの使用量を減らせるため、環境にやさしい農業にも役立つと期待されている。

基調講演で農研機構昆虫相互作用ユニット長の霜田政美さんは、光に対する虫の応答反応を利用して開発された技術や資材を紹介。夜間に黄色灯を照らしたカーネーションの栽培ハウスでは、昼間だと勘違いしてオオタバコガの活動が抑制され、「点灯から1カ月後にはつぼみの中の虫がゼロになった」と防除事例を報告した。

虫の応答反応は、光源に近づいていく「誘引」、遠ざかっていく「忌避」、黄色灯で生かされる「明順応」など九つに分類できるが、「全てで光防除技術が実用化されているわけではない。全国的に研究が進められている」とした。

県野菜花き試験場は、パセリの「うどんこ病」を紫外線で予防しようと、茅野市内で行った実証実験の結果について報告。照射によって発病が抑えられ、生育に及ぼす影響も認められなかったとした。

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