ハワイアンカフェで子育て支援 下諏訪に出店

子育て支援も行うハワイアンカフェ「LANIKAI」をオープンした小林社長(左)
樹脂加工を手掛けるエーワン樹脂企画(下諏訪町)は、同町湖畔町南にハワイアンカフェ「LANIKAI(ラニカイ)」をオープンした。児童養護施設に25年間務めた経験を持つ小林いぶき社長(56)が、子育て世代の親が憩える場を創出したい―と同社の一部門として出店。大好きなハワイを取り入れた空間で、「親子が非日常の雰囲気の中で癒やされ、気が楽になる場にしていきたい」と意気込んでいる。
中学3年生のときに見たドキュメンタリー番組をきっかけに児童養護施設の先生を志した小林社長は、短期大学の児童福祉科を卒業後、横浜市内の児童養護施設に勤務。料理や洗濯、しつけまで子育て全般を担い、思春期や反抗期の子どもとも真正面から向き合ってきた。父親が他界し、5年ほど前からエーワンを引き継いだ。
20代後半にハワイに旅行してから、年1、2回の頻度で訪れるように。ハワイ語で「天国の海」を意味する「ラニカイ」のビーチを気に入り、子育て支援もできるハワイアンカフェをつくる夢を描いてきた。
店内では、ガーリックシュリンプ、ロコモコ、マラサダなどハワイの定番料理を用意した。小林社長はエーワンとの半分の比率で店舗に入る予定。現地で仕入れてきた雑貨も置いている。
今冬をめどに定休日などに子ども食堂を開きたいという小林社長。「親が幸せでいることが子どもの幸せにつながると思う。お父さん、お母さんが相談できる場づくりをしていきたい」と話している。