道路修繕「予防」に転換 諏訪市が計画策定

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諏訪市は、市道の舗装修繕の指針「舗装長寿命化修繕計画」を初めて策定した。破損箇所を直す「事後保全型」から路面の劣化を見ながら修繕する「予防保全型」に転換。交通量などを考慮した道路の重要度に応じて3区分の管理水準を設定し、効果的な修繕につなげる。道路の安全確保や維持管理費の縮減を図るのが狙い。

対象は市道延長約550キロのうち舗装済みの372キロ。交通量が1日当たり5000台以上の路線を最重要路線(市道湖岸線など20・7キロ)、1000台以上を重要路線(40・0キロ)、残る部分をその他路線(310・8キロ)に区分した。

最重要、重要路線の管理水準は、ひび割れやわだちの状況などから路面状態を数値化する「維持管理指数」を用いる。0~10の値(数値が高いほど路面が良好)で示し、最重要路線は5、重要路線は4を基準に設定。専用の測定車や目視で舗装の劣化状況を調べ、3以下を優先的に修繕する。5年で一巡するサイクルで調査する。

その他路線は日常パトロールで損傷箇所を確認し、必要に応じて修繕する。

計画では年間の予算配分を最重要路線は1600万円、重要路線は3500万円とし、その他路線は必要に応じて配分する。

市によると、現行の市道舗装修繕の費用は年約6000万円。予防保全型の導入で今後50年間で約9億円の維持管理費の縮減を見込む。

市では橋や道路、上下水道といったインフラを含む公共施設の維持管理費の増大が課題。建設課は「どんな基準で道路を修繕するのか明確にした。計画的に進めたい」としている。

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